石鎚屋は、別称伊予ノ高嶺。愛媛県中部にある石鎚山脈の主峰。富士山、立山などともに全国七霊山の1つで、江戸初期から石鎚講の信仰が生まれた。頂上天狗岳は急峻で3ヶ所の鎖を伝わって登る。四国では、東の剣山とともに百名山の1つである。
弥山から見る天狗岳 |
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歩行距離 | 8.2km |
所要時間 | 3時間45分 |
累積標高差 | (+) 590m (-) 590m |
コース |
土小屋10:40 → 休憩所11:20 → 東稜基部11:30 → 石鎚山(弥山)12:20 → 東稜基部13:20 → 休憩所13:55 → 土小屋14:25 |
愛媛県菊間への出張を利用し、四国の日本百名山の一つ石鎚山に登ってくる。昨年茨城県の筑波山に登ったのでこれが二つ目の日本百名山登山だ。夕方発の飛行機を予約しているので、登山後、時間まで松山空港に着く必要がある。プレッシャーがかかる。
6月10日、松山駅の近くで軽自動車のレンタカーを借り、登山口である土小屋を目指す。険しく曲りくねった山道を走っていく。距離のわりにかなり時間を要し土小屋に着く。土小屋の標高は、1492mあり山頂までの標高差は、500m足らずで比較的短時間で登れるコースだ。
10:00土小屋の駐車場車を置き出発する。石鎚神社の裏手にある登山口に入る。整備された樹林帯の砂利道を行く。やがて道は木製の参道になりブナ林になる。一人で知らない山に登るのはどうしても緊張し、ついオーバーペースになりがちである。ブナの木が太くなっていく。11:10鶴ノ子ノ頭を休憩所に着く。右手に尖った大森山、その向こうに山頂付近が笹原の瓶ヶ森の眺望が見えてくる。前方の上の方を見上げると石鎚山山頂付近の荒々しい山肌が見えてくる。落石に注意の標識あり。右側が谷で、左側は大きな石がゴロゴロしている断崖になっている桟道を進んでいく。夜明峠、成就社への分岐に達し、左に折れ鳥居をくぐる。二の鎖小屋の裏に二ノ鎖と迂回路の分岐の分岐がある。今回は鎖場を避け、右に折れ迂回路を行く。迂回路にはその真ん中に手すりが設けられた鉄製の階段が設置されており、息を切らしながら急登を登っていく。急登を登りきると左に頂上山荘が見えてくる。右手には、堂ヶ森、二ノ森の稜線が見えてくる。絶景に感激する。
12:20石鎚山山頂・弥山(1940m)に達する。立派な石鎚神社上社の前から、目の前に西日本の最高峰・天狗岳(1982m)がそびえる。今まで横に広がるように見えていた山頂は、斧の歯のように狭い岩稜の先にある。この景色を見るためにわざわざ来たのだ。天狗岳の山頂と岩稜には、たくさんの人が見える。ほんとうにあの先まで行けるのだろうか・・・。想像すると足が竦む。時間が制約されているので今回は、天狗岳への登頂を諦め次回にする。頂上小屋に入り、おでんをたべたあと下山する。14:50土小屋に着く。レンタカーを返すため松山駅へ向かう。
土小屋を出発する。 |
桟道の登山道を行く。 |
瓶ヶ森(1896.2m)が見えてくる。 |
天狗岳と鶴ノ子の頭 |
土小屋方向を振り返ると岩黒山(1745.6m)が見える。 |
ブナの森になる。 |
近寄りがたい雰囲気の天狗岳 |
大森山の向こうに瓶ヶ森を見る。/td> |
断崖のしたを行く。落石に注意。 |
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見上げると頂上小屋が見える。 |
鎖場(三ノ鎖?)が見える。 |
天狗岳を見る。 |
弥山(1972m)に達する。 |
弥山より天狗岳(1982m)を見る。 |
弥山より四国第二の高峰・二ノ森(1929.2m)、堂ヶ森(1689m)への稜線を見る。 |
石鎚山から二ノ森に続く稜線。 |
普段着で登頂・天狗岳を背に。 |
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新築の石鎚神社頂上小屋 |
小屋でおでんを食べる。 |
天狗岳にはたくさんの登山者が登っている。 |
下山開始・二ノ鎖元小屋から夜明け峠の方向を見る。 |
天狗岳と弥山・見る方向により様相が異なる。鎖場が見える。 |
土小屋に向かう。 | |
松山駅を目指す。途中、石鎚スカイラインより天狗岳を見る。 |
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